東京ディズニーリゾートのスペシャルパレードが滋賀に初めてやってきた。今秋に滋賀県内で開かれる国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」のPRイベントの一環。大津市で20日にあり、パレードコースの一帯には約6万人(主催者発表)が詰めかけた。
「ジャンボリミッキー!」の音楽が、なぎさ通りに響きわたった。ミッキーマウスやミニーマウス、ドナルドダック、デイジーダックなどが乗った車両2台などが約900メートルを進んだ。沿道の人たちは手を振り、スマホで写真や動画を撮っていた。
市内の小学6年の榊原悠乃さん(11)は「ディズニーに行ったみたいで楽しかった」と満足げだった。
オリエンタルランドによると、今回のディズニーパレードは、オリエンタルランド側から持ちかけたという。
主催する市などは1年以上前から準備を進めてきた。他県であったディズニーパレードも参考にした。コースの一帯には柵を設け、午前7時から交通規制をかけた。警備員約350人のほか、警察官も街頭に立ち、厳戒態勢を敷いたという。
パレードを無事に終えた市の担当者は「ほっとしました」。
パレードに先立つオープニングイベントで、佐藤健司市長は「(国スポ・障スポへの)市民の機運をさらに醸成して、おもてなしする準備を進めたい」とあいさつ。その後、炬火(きょか)をともしたトーチを持った走者によるリレーや、市民ら約440人が参加する市民パレードがあった。
炬火リレーに親子で参加した市内の瀧上祥弓(さゆみ)さん(36)は「すごくいい経験になった」。小学1年の周生(しゅう)さん(6)は「楽しかった」と話した。
このほか、大津湖岸なぎさ公園おまつり広場周辺では、国スポ・障スポのイメージソング公式シンガー・yokkoさんによるライブや、ディズニーのキャラクター「ダッフィー&フレンズ」が描かれた「ダッフィーバス」の展示もあった。